📅 2025-05-03
ROI バックオフィス 押印文化 業務効率化 DX
梅雨の湿った空気を感じ始めたころ、
ある企業のバックオフィス部門から、ヘルプの依頼が舞い込んだ。
「申請書・報告書・承認書…
何かと“ハンコ”を押す文化が根強く残っていて、
電子化の波にもなかなか乗れない。
無駄だとわかっているのに、誰も変えようとしない。」
項目 | Before | After(改善提案後) | 補足 |
---|---|---|---|
初期投資コスト | ¥100,000(電子承認システム拡張費用) | - | - |
売上 | - | - | - |
コスト回収期間 | - | 約2ヶ月 | ペーパーレス+工数削減効果 |
時間削減率(月間) | 50時間 | 5時間 | 90% 削減 |
コスト削減率(月間) | ¥10,000(紙代)+¥75,000(人件費) | ¥7,500 | 約91% 削減 |
投資対効果(ROI) | - | 5ヶ月以降 300%以上 |
評価軸 | スコア | コメント |
---|---|---|
ROI(費用対効果) | 5 | コストも工数も大幅削減 |
回収スピード | 4 | 3ヶ月以内に回収できる見込み |
属人性の解消度 | 4 | 申請フローの標準化が進んだ |
時間削減インパクト | 5 | 毎月45時間以上の削減は大きい |
拡張性・再現性 | 4 | 他部門・他申請業務にも応用可能 |
➡ 合計スコア:22 / 25点
押印文化は、“安心感”の名のもとに生まれた儀式だった。
しかしそれは、知らぬ間に組織のスピードと効率を奪っていた。
紙を回すことで
- 時間をロスし
- 人を待たせ
- チャンスを逃していた
電子化の推進により、
本来やるべき“考える仕事”に時間を使える組織へと、
一歩近づくことができた。
変わることは怖い。
でも、
変わらないことの方が怖いのだ──
そんな気づきをもたらした案件だった。