ROI事件ファイル No. 004 | 伝わらない想い、届かぬ気持ち

📅 2025-05-01

ROI 広報 AI 説得 導入提案 業務効率


🐦 Xでシェアする

ICATCH

5月の冷たい風がビルの谷間をすり抜けるある日、
広報部の1通のSlackメッセージから、事件は始まった。


🎯 依頼内容

「生成AIを使って記事を作ってみたのですが、どうしても“伝わらない”んです。
外注したバナーは綺麗で、それっぽい言葉も並んでいるのに……。
上司に“システム化したい”と話しても、説得できません。」


🔍 調査内容


📈 調査結果とROI試算

項目 Before After(想定) 補足
初期投資コスト ¥50,000(テンプレ導入・ワークシート開発) - 社内運用向け構築費
売上 - - -
コスト回収期間 - 約6記事で回収 原稿制作外注コスト削減による
時間削減率(記事制作) 約5時間/本 約2時間/本 広報部1名あたりの作業時間 60.0%削減
コスト削減率 ¥15,000 ¥6,000 広報部1名あたりのコスト 60.0%削減
説得力(主観評価) 2 / 5 4 / 5 上司の合意度、ヒアリングによる主観評価
提案資料の通過率 30% 70%(試算) ユーザー自身の資料構成支援により改善見込み
投資対効果 - 120% 実行ラインクリア評価

COST TIME ROI


🧮 ROIスコア評価

評価軸 スコア コメント
ROI(費用対効果) 3 内製化でコスト削減+説得力アップ
回収スピード 4 6記事制作で初期コスト回収可能
属人性の解消度 4 テンプレート整備により属人性低減中
時間削減インパクト 4 体感3時間以上の削減効果あり
拡張性・再現性 3 他部署への転用可だがカスタマイズ要

合計スコア:18 / 25点

RADAR

📝 探偵の見解

この事件の本質は、「伝えること」と「作ること」がすり替わっていた点にある。
AIは“言葉”を作ってくれるが、“想い”を届けるわけではない。
届けたいのは、文章ではなく熱量だったのかもしれない。

提案:
- 記事の目的と対象読者を明文化する「構成ワークシート」運用を標準化
- バナーは「記事構成案」完成後に発注
- 上司向け提案資料は「疑問形式」で構造化(説得率向上)

届けたい想いが届いたとき、それはツールの話ではなく、構造の勝利となる。

🏠 トップページに戻る